November 15, 2009

バッハの魅力

 色々考えたくないことや、集中したいときバッハを弾く。  難しいことを考えながら、アナライズをして弾くのもバッハなら、ただ音符を追いかけ音にしていくのもバッハだ。 無心にバッハを弾いていると音楽に入っていける。 

 残念ながらギターの曲はすべて編曲物だ。 リュートのための組曲4曲と、クラビアにもあるプレリュード、バイオリンソナタやオルガンにもあるフーガ、そしてバッハの作か疑問視されているプレリュード、フーガ、アレグロ。 後はデュアルテなどの編曲のチェロ組曲のいくつか。
 こういったところがメインだ。 

 よく弾いているのはチェロ組曲3番、リュート組曲3番、プレリュード、フーガ、アレグロかな。 全体ではないがリュート組曲1番のジーグはギターを弾く度に弾いている。 
 
 昔は極端に声部を意識しすぎていたこともあったが、最近はさらっと弾いている。 流れを止めないように。

 とくにチェロのための組曲は単旋律で複数の声部を表現しているから、意識しすぎると流れを止める原因にもなる。 チェロの演奏で言えばP.フルニエの演奏みたいな演奏がいいかもね。
 
 チェロ組曲3番はギターだとイ長調の編曲が多い、(私もデュアルテの編曲を使っているのでイ長調だが)やっぱりチェロのハ長調を聞くとハ長調で弾きたくなる。 編曲もバッハはシューマンなんかよりあまり調性に対する違和感は多くないのだが、チェロのハ長調になれてしまうと、イ長調がちょっと気になるのだ。 
 もちろんバッハ自身も、楽器の特性に合わせて調性をかえて曲を書き直しているから、ギターでイ長調で弾くのもアリなんだろうが。 
 もっともそんなことを言っていたら、他の作品もそうだ。 リュート組曲2番、3番、フーガ、プレリュード、フーガ、アレグロなどなど。 移調してあるから弾きやすい、弾けるということだものな。 
 
 とまれ、バッハは難しい。 でも、音に出していけば音楽に入り込めるのはこのひとの作品だからか。

 

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October 31, 2009

郷愁のショーロ

 最近ギターを弾くのもバッハ、ジュリアーニ、タンスマンか... ヴィラ=ロボスも弾かなくなっちゃたな。

 ギター弾くくせに「スペイン音楽」が苦手でアルベニス、グラナドス、タレガ(スペイン色の強い曲だが)はほとんど弾かない、というよりうまく弾けない。 ギター教えていたときも、あんまりこっちには触れないようにしてきた.. ソルは正に古典の本道って感じだから大丈夫だ。  
 同じ民族色の強いものでもブラジルのヴィラ=ロボスは弾いていたんだけど。 

 先日、たまには違うのをと思って、バリオス Choro de Saudade 郷愁のショーロとか悲しみショーロとか訳されている曲をひっぱりだした。  20代の頃やったが、それ以来だ。 結構覚えているもんだね! 楽譜を読んで、弾き始めたら3回目くらいには音符がちゃんと頭の中によみがえってきた。  なつかしい。 
 指をグイとのばすところはあるが、ギターを弾く人が作っただけあってト短調の割に弾きやすい。  あんまり難しく考えないで思うままに弾ける曲なのでいいかも。 でもあんまりルバートかけ過ぎると下品になる。 
 この曲はついつい速く弾き過ぎちゃうんだが、抑え気味のテンポにする方がいい。
 切なくなるようなメロディが印象的か、俗っぽいという話もあるが。  

 失業中にいっぱいギター弾こう。

  

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October 21, 2009

シューマン 幻想曲

  若い頃、シューマンが大好きで20代前半はシューマンばっかり聴いていた。 今もシューマンは好みの作曲家で、 この人の音楽を聴くと若い頃のことも思い出したりする。  といっても最近はメンデルスゾーンのピアノトリオとか、シューマンのピアノクァルテット、クインテット、それにモーツアルトばかり聞いているが..


  シューマンのピアノの曲のなかでは 幻想曲 op17 が一番好きだ。
  ということで、昔のレコード(CDじゃないところが....古い!)を引っぱりだして聞くことに。 マゥリツィオ・ポリーニ。

 第一楽章のロンド形式かと思うくらい第一テーマが何度も出てくるソナタ形式。ハ長調だが、不協和音の解決が後の方になるため、確たる意志をもってハ長調だと決められない。 しかも、出だしからハ長調のドミソの和音は出てこない。 属音の上をさまよっている。 確かに「幻想曲」だ。  変ホ長調になったり、第二テーマがハ短調だったり、再現部の第一テーマがハ短調で戻ってきたり、やり放題。 古典の「ソナタ形式」の枠にはおさまらない。 私もちょこっと曲を作ったりするが、ソナタ形式で作ると結構かっちり作ってしまう、そこが凡人の悲しさなのかもしれないけどね。 
 第二楽章は一転して元気だ。 変ホ長調で始まる。 でも、この楽章ははっきり「変ホ長調だぞ」と高らかに歌い出して始まるので居心地が良い。 この曲もシューマンらしい音型が詰まっている。
 第三楽章。 静かな主和音のアルペジオから始まる。  このアルペジオもくせ者だ、全く幻想的。 古典作家ならやらない進行だろうね。 この楽章も一応ソナタ形式。 第二テーマは変イ長調だけどね。

 全体として、シューマンが充満している音楽なのだ。   
 でも、やっぱりシューマンのピアノの曲のなかでも一番だと思う。 まとまりのないこの人の作品のうちでは結構まとまっていると思うし(そうでもないか...)。 

 
 

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September 11, 2009

メンデルスゾーン ピアノトリオ ニ短調

 最近、音楽って、室内楽とモーツアルトのピアノコンチェルトしか聴いていないような気がする。 あ、バッハのクラビアの曲は聴いているか...  モーツアルトのピアノコンチェルトは 変ロ長調、変ホ長調、ハ長調、ハ短調... そんなものか。

 で、室内楽というと、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲 ニ短調、ハ短調の二曲と、シューマンのピアノ四重奏曲 変ホ長調 と ピアノ五重奏曲 変ホ長調 ばっかりだ。 昔は色々聞いていたけどなぁ。  考えてみたらピアノの入っているものばかりだ.. 
 なんだか交響曲みたいにいろいろな楽器でたくさん音符が踊っている音楽は聴いていないなぁ、最近。 ブラームスのホ短調の交響曲はたまに聴くけど。


 表題のメンデルスゾーン ピアノ三重奏曲 一番 ニ短調 op49。 有名なところではスークトリオの演奏があるが、演奏スタイルが私の好みではない、ちょっとスタイルがふるいかな(怒られちゃうかな)。 私はもっと直線的でかっちりした演奏の方が好きだな。 CDではスターン、イストミン、ローズのトリオが私は好きだ、このトリオの演奏では二番ハ短調の演奏が良い。  記憶の中にあるのは20年以上前NHKFMでやっていた午後のリサイタルという番組での演奏がよかったな。 切れ味鋭く、直線的な演奏だった。 誰が演奏していたかも覚えていないのだが.. 
 この曲の第一楽章はチェロの印象的なテーマで始まるソナタ形式。 第二テーマはイ長調。 展開部冒頭で第一テーマをイ短調-ニ短調-ト短調と4度づつ転調していくのはいかにも手慣れている感じだ。  コーダも印象的。単純な音符なのにこんなに美しい音楽が作れるなんて...すごいよな。 
 第二楽章は変ロ長調のおだやかで優しい、心をいやしてくれる。 短調に転じるところはただ音階を下っているだけなのに...
 第三楽章はいかにもメンデルスゾーンのスケルツォ。 
 第四楽章は力強いロンド。 しつこいくらい同じ音型で押してくる。 

 そういえば、今年はメンデルスゾーンの生誕200年ではないか... モーツアルト没後200年の時みたいにあんまり世間ははしゃがないね。 
 来年は ショパン、シューマンが生誕200年だな。 再来年はリストが生誕200年か、ショパンがはやりそうだな。

 ちなみによく知られているとおり モーツアルトは1756年生まれ、その100年後の1856年にはシューマンが亡くなり、その100年後1956年には実は私が生まれたのだ。 えっ!? だからなんだって? 別にただそれだけ。

 ま、1956年(昭和31年)に生まれた人はそんな縁があるんだぜい!  意味ないけど。

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August 11, 2004

音楽作り

 こう見えても、もと音楽家だ。 もう、技術的にも見る影もないが、たいていの曲は弾ける(ちょっと、自慢、さて何の楽器でしょう?)。 で、曲作りもかれこれ40年近くやっている。 もちろん、金になるような曲ではないし、優れた曲というわけでもないが...ネ(^.^)
 
 昔は音大の学生に頼まれてフルートの曲を結構作った。 ハ長調のピアノとフルートのためのソナタとか、ハ短調のフルート三重奏のためのディベルティメント、バロック風のトリオソナタイ短調とか... なつかしい。
 今はわざわざ人に演奏してもらわなくとも、パソコンで不満はあるもののある程度は人に聞かせることぐらいはできる。 便利になったものだ。 ま、生の楽器とはまるっきり違うが、どんな速いパッセージでも絶対間違わないのは人よりすぐれているかな..、血の通った演奏にはならないけどね。
 
 で、曲作りのスタイルだが、テレビや人の話を聞いているとそりゃーないだろうというのがある。 それは、楽器を引きながら(多くはピアノだが)曲を作っている状況だ。 嘘だろと思う。私の場合、曲を作っているときは、机(ちゃぶ台の時もあるし、寝ころびながらというときもあるが)と五線紙と鉛筆、またはペン(ボールペンはだめ)。 楽器なんかさわりもしない。 大体は頭の中で作ってから五線紙に書いていく。 そもそもソナタ形式の長い曲を作っているときなんか、楽器を弾きながらで作れるのか?と思う。  私は作曲家ってそういうものだと思っている。 ピアノなど楽器をいじりながら曲作りはできない。 もっとも、私の場合はピアノがうまく弾けないし、現在鍵盤楽器を持っていない。 でも、曲は作れる。 どんな凄腕のピアニストでも弾けない曲だって作ろうと思えば作れる。 だから、映画やドラマで楽器に向かって五線紙に音符を書いているのを見ると何だか興ざめしてしまう。 
 天上のモーツアルトもバッハもそれは違うぞと言っているような気がする。
 
 私は正式に音楽学校で習ったわけでもないから、もしかしたら楽器を弾きながら作曲している人もいるかも知れない...でも、ある程度まとまった曲は作れないのではないかな...
 
 ま、余計なお世話だし、独断と偏見で書いてるけど....(^。^)v
 
 
     

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