きみに読む物語
映画のチケットをもらったので先日見に行ってきた。 「きみに読む物語」だ。 何の予備知識も、インターネットで調べることもなく、ただ「変な題名だな...」と思いながら行ったのだった。
題名から考えてみればわかったのだが、オイラの苦手なラブ・ストーリーであった。 ラブコメはたまに見るが、(もっともそのときだって、サンドラ・ブロックだからとかアダム・サンドラーが出ているからという事で見たりする)純愛物は大昔の'Love Story'以来ちょいとアレルギーなのだ('Love Story'のおかげで大好きなバッハのバイオリンコンチェルトホ長調の第三楽章を聞くといまだにぞっとする)。 話は関係ないがサンドラ・ブロックはつまるところ「スピード」が一番だな...
オリジナルの題名は 'The Notebook'すっきりしていい題名だ。 邦題は小説の日本語版の題名からだそうだ。 最近は原題をそのままカタカナにしているのが多いんだからこれも「ノートブック」でよかったんじゃねーの? 「キング・アーサー」だって「アーサー王」とも「アーサー王伝説」ともつけてないし、「アイ、ロボット」だって「私はロボット」なんてつけてないじゃん。
それにしても、ジェームズ・ガーナーとジーナ・ローランズのお年を召したことよ。往年のスターも年取るんだね...当たり前だけど。 大脱走のジェームズ・ガーナーがなつかしい。
ストーリーはありがちな設定のラブ・ストーリーで特に目新しくもない。 痴呆症の奥さんに彼女の書いたストーリーを読んで聞かせるのも何処かで聞いたような話だ。 そもそも、彼女がこのノートに書き綴った経緯も説明されていない。 痴呆症を認識し始めた彼女が想い出をなくしてしまう前に書き残し、夫に読んでもらえば記憶を呼び覚ますことができるだろうと考えたのだとは思うが...その辺の苦悩を描いたらもうちょっと違ったような気がする。 でも、ストーリーは夫の目線で進んでいくからあれでいいのかな?なんだか食い足りない。 ジェームス・ガーナーはよかったけど。
見ていて気になったところはたくさんある。 途中早送りで見たいくらいだった。 日本語の字幕も英語のニュアンスとは違うところが多かったし。 日本語だって別の言葉があるだろ!と思ったのだった。 話の流れも都合が良すぎて... 娘に読ませたくない手紙なら捨てるか送り主に送り返すかしないか? とっておくか? 母親の行動も説明不足で不可解なだけだ、「だからなんなんだよ」という感じだ。 彼女の婚約者もいいやつだし、彼の恋人?の未亡人もいい人なのに、ちょっとかわいそうだ。
ただ、年寄りを抱えている身からすると痴呆症を含む介護の問題については考えるところが多かった。 いずれ自分だって確実に直面する問題だからな..
最後のケミストリー(だったか? このテの音楽は聴かないのでわからんが)のプロモーションフィルムはいらんのではないか? 見たくもなかったが、真ん中の席にいて通路側の人が席を立たなかったので出られなかったのだ。

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