« 脳梗塞61 + α | Main | 昨日と一昨日のこと »

January 20, 2010

魔笛 Kv.620

 モーツアルトの「魔笛」を聴いている。 DVD なのだが、映像はほとんど見ていない。元々オペラは好きではないので、一生懸命演じている皆さんには申し訳ないのだが、音しか聴いていない。 もっとも「魔笛」をオペラというと文句を言う人がいるかもしれないので、"Singspiel" と書こう。
 DVD はヴォルフガング・サバリッシュの指揮、フランシスコ・アライサのタミーノ、クルト・モルのザラストロ、ルチア・ポップのパミーナ、ヴォルフガング・ブレンデルのパパゲーノ、そして夜の女王はエディタ・グルベローヴァ。 1983年の録音だ。 
 このシカネーダの手になるいい加減な台本に、よくもまぁモーツアルトがこんなすばらしい音楽をつけたものだ。 「どんでん返し」、とか「ひねり」とか「意外性」などというレベルの問題ではない。 「ご都合主義のいいかげん」といったところだろう。 偉い先生方は、なにかと認めようとなさらないようで、色々理屈をこねていらっしゃるが、こんないいかげんなストーリーはないだろう。 あえて言わせてもらうけど。 
 モーツアルトがフリーメーソンじゃなかったら、こんな物語に音楽を作ったのだろうかと思うのだが。 もっとも、この頃のモーツアルトは生活が苦しかったらしいから、依頼があれば何でも作ったかもしれないけど。
 ちなみにモーツアルトをフリーメーソンに引っ張り込んだのはハイドンだそうだ。 
 
 音楽はすばらしい。 細かいことは言う必要もない。 是非「聴いて」欲しいものだ。
 
 このDVD に関しては、サバリッシュの当たり前の指揮ぶりがとても良い。 サバリッシュはN響でよく聴いたが、正統的なドイツの音楽家という感じだ。 奇をてらったりは絶対にしない。 骨格のはっきりした音楽だ。
 アライサのタミーノもこの人はモーツアルトが好きなんだろうな、というのが伝わってきそうだ。 パミーナの今は亡きルチア・ポップもいい。 なんて美しい歌声なのだろう。 でも、このDVDでは夜の女王のコロラトゥーラソプラノ、エディタ・グルベローヴァがすごい。 いとも簡単に歌いきってしまう。 まるで、器楽曲のような二つのアリア、感動的。
 
 
 私なら、序曲をハ長調で書くだろうな。 物語的に何となくハ長調の感じがするから、でも、モーツアルトは変ホ長調だ。 これがぴったりとはまっている。 
 当たり前か、天才とオレは比べられないもんな... 
 
 あ、あとパミーナとパパゲーノの二重唱もとてもチャーミングだ。 これは正に変ホ長調の曲だ。
 

|

« 脳梗塞61 + α | Main | 昨日と一昨日のこと »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 魔笛 Kv.620:

« 脳梗塞61 + α | Main | 昨日と一昨日のこと »