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September 13, 2009

見知らぬ男

 駅の自由通路を通り抜けているとき、「久しぶり」と声をかけられた。 だが、声をかけてきた50代と覚しきこの男を私は知らない。 
 「いやー、まだあそこにいるの? 元気?」 と勝手にしゃべっている。 その間私の頭の中では色々思い出している、結論はこの人を知らない、「絶対」に知らない。 
 
 男「まださ、競艇とか競馬とかやってんの? 俺なんかさ、昨日、競馬取っちゃってさぁ、いい情報あんのよ..」
 いったい何なんだこいつ? 何が目的? それに私は競艇はやらないし、競馬はIPATで、ごく一部の人にしか競馬をやっているなんて話したことはない。 一回に1000円以上はやらないし。
 
 私「申し訳ないんだけど、どこで会った?」 と聞いた。
 男「やだなー、わかんないの俺だよ、俺。覚えてねぇのかよー」 と肩をたたいてくる。オレオレ詐欺みたいだな..と心の中でつぶやいた。
 私「ホントにわかんないだよね。 申し訳ないけど人違いしてない?」 
 男「ほら、俺仕事変わっちゃったけどさ、前に一緒に仕事してたじゃん」 と言う。 絶対怪しい、少し乗ってみるか...
 私「あれ、S で? それとも M だったか? メーカーだった?」
 男「そーだよ、そーだよ、S、S。 一緒にやってたじゃん」 
 私「悪いけど思い出せない、どちら様?」
 男「ひっどいなー、忘れちゃったの? あんなに仲良かったのにぃ。 ま、いいや、お茶でもどう? 話している内思い出せるかも。それにさっきも言ったけどさ、競馬の情報持っているやつと今待ち合わせてんだよね。 絶対儲かるからさ、一緒に行こうよ」
 私は「あんなに仲良かったのにぃ」なんて言われる仲間でこの年齢の人はいないし、やっぱり詐欺のようだ。 きっといくらか出せば「絶対」とれる目を教えてくれるとか言うやつか.. やだやだ。 いい加減つきあうのも飽きてきたし、この辺で会話を打ち切らないとしつこそうだと思った。
 私「これから、取引先の人と約束しているので無理無理」と言った。 連絡先を聞いておいて警察にでも行ってみるかと思ったが、面倒なのでやめた。
 男「なんだ、いい情報なのに.. 時間ないの? 少しだけでいいんだけどなぁ」
 私「もうこうやって時間つぶしているのもまずいくらいなんだ。 こっちも仕事だからね。 じゃ」 と言って離れた。 スリだと困るので、一応財布とかチェックしちゃったよ。
 
 一体彼は何なんだろう? 不思議な体験だった。 路上オレオレ詐欺か? 
 
 うちに帰ってきてよく考えたがやっぱり「絶対」知らない人だ。  ああいうのって自分じゃ「絶対」名乗らないんだね。 
 
 昔 「オレ、オレ」って電話かかってきて、「おっ、オレオレ詐欺か」と思ったらホントの間違い電話だったことがあったけどね。
 
 世の中キケンがいっぱい。 気をつけよう。

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